カンケイづくり

大野の魅力コレクション2020「秋コレ」レポート その1

2020年10月。通常であれば、行楽の秋だ。ここ大野市でも毎週末のようにイベントが開催される、一年の中でも楽しみが多い季節。の、はずだった。

しかし今年は、新型コロナウイルスの影響のため、予定されていたイベントが軒並み中止となった。気分転換に出かけることもしづらく、大野でも閉塞感漂う雰囲気が蔓延していたように思う。

そんな中、市内の20代から40代の若手メンバーが中心となり「今こそ大野を楽しもう!」をキーワードに、地元をフォーカスして好評を博したイベントがあった。

それが、「秋コレ」である。

このレポートは、秋コレ実行委員メンバーの一人でもある、if-plant・柊堂の安井がお届けする。

「秋コレ」当日の様子

2020年10月18日(日)、大野市の五番通りと寺町通りのまちなかエリアで「秋コレ」は開催された。

メイン通りとなる五番通りでは、飲食やハンドメイド雑貨、ワークショップなどのブース計35店が出店。新型コロナウイルス感染症対策のため、出店者・来場者共にマスクを着用し、出店ブースの間隔も通常より広く配置された。

この日は隣接する七間通りでも久しぶりとなる「七間楽市」が同時開催されたこともあり、朝から多くの人が秋コレを訪れた。

寺町通りの善導寺では、全体のイメージを「和」に設定。和雑貨などを集めた「おてらマルシェ」や、お抹茶とお菓子の接待、着物の着付けを行った。また、子ども縁日や人気漫画の世界観を表現したフォトスポットは子ども達に大人気で、 一日中笑い声が絶えなかった。

五番通りのPopolo.5では、無人スタイルのフリーマーケット「お気持ちマーケット」が開催された。この日お披露目された大きな造花のフォトスポットも注目を集め、たくさんの家族連れが写真を撮っていた。

秋コレの中でも大人気だったコーナーの一つが、五番通りと六間通りの交差点にある空きテナントを借りて行った、キッズ向けのハロウィン衣装無料レンタルだ。

元洋品店であるこの場所は着替えスペースも完備しており、お気に入りの衣装に着替えた子ども達が次々とまちなかに繰り出していった。

また、五番通りと寺町通りを人力車が無料で巡るなど、秋コレではイベントを点と点で終わらせるのではなく、まちなかエリア(五番通り・寺町通り・七間通り)を広く周遊してもらえる工夫をした。この「周遊性」も、秋コレを特徴づける大切な要素の一つである。

「秋コレ」を作った人たち

第一回目の秋コレ実行委員会が開かれたのは、2020年7月。(そう。イベントのわずか3ヶ月前である・・・!)

実行委員のメンバーは、主催であるまちづくり会社「(株)結のまち越前おおの」、寺町通りの「善導寺」、五番通りの雑貨屋「if-plant」、本町通りと七間通りの交差する場所に来春オープン予定の「カンケイ商店」からなる7人。

全員20代から40代の、大野ではまだまだ若手と呼ばれる7人だ。

もちろん他にもたくさんの方々の協力を得ながら、この7人がコアメンバーとなって秋コレの企画・運営を担った。

地元大野に住み続けている人、Uターンした人、移住してきた人と、立場も職業もバラバラの7人が、周囲を盛大に巻き込みながら仕掛けた大野大作戦。

それが第一回目の秋コレだったと言えるのかもしれない。

「秋コレ」のコンセプト

秋コレのコンセプトは、実は一回目の打ち合わせから満場一致で決まっていた。

メインビジュアルにはこう書かれている。

~今こそ地元大野を楽しもう!大野の魅力コレクション~

遠くに出かけることが難しい今、必然的に目を向けるのは、地元、大野のことだった。

どこか遠くに行かなくても、私達の周りにある大野の素晴らしさに気付いてほしい。

私達が思う、大野のいいモノ・コトをぎゅぎゅっと集めてみました。子どもから大人まで、今こそみんなで大野を楽しみましょう!

これが、最初から最後までぶれることのなかった、秋コレのコンセプトである。

次の記事からは、寺町通り・五番通り・七間通り、それぞれのキーパーソンのインタビューから「秋コレ」について更に掘り下げていきたいと思う。

(文責:柊堂 安井梨菜)